販売好調のノートオーラに試乗。価格も質感も高い内外装だが走りで気になった点とは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 133
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 133
もちろんオーラには日産自慢の運転支援システムのプロパイロットを装備することができる。モーター駆動はプロパイロットの制御のきめ細かさにも貢献していて、先行車との微妙な車間調整は得意技。車線中央を維持するためのステアリングアシストも、多少白線が薄くなっても粘り強く作動し続け、安心感があった。また日産コネクトナビと連動していて、コーナーの曲率に応じて車速を設定速度よりも下げる制御も入った。日産コネクトナビは文字通りインターネットとつながっており(有料)、スマホから目的地をナビに送信できたり、OTAで地図情報の更新ができたり、遠隔地からスマホで車両をロックできたり、車内Wi-Fi(有料)も使える。
現時点でオーラ専用となるBOSEパーソナルサウンドシステムは、左右の前席ヘッドレスト両サイドに組み込まれたスピーカー、ドアスピーカー、ツイーターの8スピーカーと専用アンプからなり、音質がよいだけでなく乗員が音の広がり方を調節できるパーソナルスペースコントロール機能が付く。これによって小さなライブハウスにいる時のように音が前方から聴こえるようにも、オーケストラを最前列で聴いている時のように広い範囲から聴こえるようにも設定できる。やってみたが、違いは大きく面白い。
プロパイロット、日産コネクトナビ、BOSEパーソナルサウンドシステムはどれも魅力的だが、これらは40万1500円のセットオプションだ。どれかは必要だが、全部はいらないという人も少なくないだろう。現時点の受注者の装着率は88%と高いそうだが、そりゃプロパイロットはe-POWERと並び日産車を選ぶ大きな理由だからそれくらいの率になるだろう。つまり261万300(G、FWD)~295万7900円(Gレザーエディション、4WD)+約40万円が事実上のオーラの価格ということになる。プロパイロットは標準装備するか、単体のオプションとして設定すべきではないか。
5個のカメラ、3個のミリ波レーダー、8個のソナーで車両周囲の障害物を検知する360度セーフティアシストは標準装備。アダプティブLEDヘッドライト、前方衝突予測警報、ふらつき警報、標識検知機能、車線逸脱防止支援、後側方衝突防止支援、後側方車両検知警報、踏み間違い防止アシスト、後退時車両検知警報、SOSコールなど、高価格車に引けを取らない安全装備が備わる。
ICE版がないのでスターティングプライスが高めに感じるが、一つひとつ装備を突き合わせてみればライバルに比べて高いわけではない。コンパクトカーが担うユーザーの守備範囲は広がり、サイズは小さく装備は充実したクルマを求める層も増えた。大きいクルマでオラつくのではなく、コンパクトカーでオーラを放ちましょうというのが日産のメッセージなのかもしれない。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時には一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?